第138記 三徳屋(扇大橋)

定食屋

皆さんごきげんよう。脱サラおやじである。

今回訪れたのは扇大橋にある「三徳屋」。日暮里・舎人ライナーの扇大橋駅から程近い場所に佇む、昔ながらの大衆酒場である。

引き戸が開け放たれた入口からは、店内の温かな雰囲気が漏れ出ている。のれんをくぐると、木製のテーブルと椅子が並び、壁には手書きのメニューがびっしり。入口脇には段ボール箱や青いコンテナが無造作に置かれ、飾らない庶民的な空気感が心地よい。こういう店には、まず外れがないものだ。

席に着くと、まずはビールを注文。大瓶750円(税込、以下同)。キリンラガーの大瓶が運ばれてきた。冷えた瓶には水滴がつき、グラスに注げば黄金色の液体と白い泡が美しいコントラストを描く。壁には薔薇と妖精が描かれた絵画があり、どこか不思議な味わいのある店内である。

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つまみの一発目は塩辛300円。茶褐色でとろみのある塩辛が白い小鉢に盛られている。細切りのイカがたっぷり入っており、これぞ酒飲みのための一品。ビールとの相性は言うまでもない。

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枝豆も運ばれてきた。鮮やかな緑色の枝豆が黒い器に盛られ、塩加減も絶妙。こういう定番が美味しい店は信頼できる。

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さて、こちらのお店の特徴は備長炭で串物が焼かれること。これは期待が高まる。

まずはねぎま160円。鶏肉と長ネギが交互に刺さった串焼きで、程よい焦げ目がついている。備長炭で焼かれた香ばしさが鼻をくすぐり、口に運べば肉汁がじゅわりと広がる。

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続いて鶏皮140円。タレで味付けされた鶏皮は、パリッとした食感とジューシーな脂のバランスが絶妙。タレで美味しい。これはビールが進む。

しろ150円。新鮮なしろは臭みが一切なく、ぷりっとした食感が楽しめる。備長炭の火入れが絶妙なのだろう。

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タン180円。ボリューミーな豚タンが3本、白い角皿に鎮座している。表面には香ばしい焼き目がつき、いい塩加減。噛めば旨みがじゅわっと溢れ出す。

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ここでビールをおかわり。一番搾りの中瓶を追加した。

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からあげ550円。小ぶりながらカリッと揚がった唐揚げが6〜7個ほど盛られている。生姜が効いた味付けで、千切りキャベツとの相性も抜群。これは家族連れにも喜ばれそうな一品だ。

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ここで嬉しいサプライズ。自家製らっきょうがサービスで運ばれてきた。甘酢漬けのらっきょうは箸休めに最適である。

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〆には焼き鳥丼ご飯大盛り650円を注文。黒塗りの漆器風の丼に、もも肉とつくねが鎮座し、お吸い物も付いてくる。さらにサラダまでサービスでいただいた。

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この日は家族連れで訪問したのだが、子供達にはアイスモナカやジュースまでサービスいただき、持ち帰り用の梅ジャムまで。アットホームで子供にも優しい、なんとも温かみのある店である。

備長炭で焼き上げる本格的な串物に、良心的な価格設定、そしてサービス精神溢れるおもてなし。「三徳屋」は、まさに地元に愛される名店の風格を漂わせている。家族でまた足を運びたい店である。

三徳屋 (扇大橋/焼酎バー)
★★★☆☆3.03

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