皆さんごきげんよう。脱サラおやじである。
今回訪れたのは日暮里駅近くにある「楽蔵 日暮里店」。ガラス製の自動ドアをくぐると、靴を脱いで上がるスタイルの和風居酒屋である。木目調の落ち着いた内装が、これから始まる宴への期待を高めてくれる。
この日は真夏の午後、テニスを楽しんだ後の訪問である。運動後の喉はカラカラ、体は火照り、ビールを欲する全ての条件が揃っていた。
席に着くなり、迷わず生ビールを注文。生中690円(税別、以下同)。黄金色の液体に白い泡がしっかりと立ち、グラスには水滴が滴っている。一口含めば、冷たい麦の旨みが喉を駆け抜けていく。真夏の午後のテニスの後のビールは格別に沁みる。これぞ脱サラおやじの至福の時間である。

お通しはクリームチーズ。濃厚でまろやかな味わいが、ビールの苦みと絶妙にマッチする。

つまみの一発目はパリパリ鶏皮550円。カリカリに揚げた鶏皮の上に、刻んだ白ネギと青ネギがたっぷりとトッピングされている。香ばしい皮の食感とネギのシャキシャキ感が楽しい一品だ。

ビールを飲み干したところで、凍結レモン氷サワー610円に切り替える。グラスには氷がたっぷり、炭酸の泡が涼しげに立ち上る。レモンの爽やかな酸味が暑さを吹き飛ばしてくれる。

おかわりサワー370円を追加しつつ、料理を次々と注文していく。

イカの甘辛炙り850円。照り焼き風のタレで焼き上げられた丸ごと一杯のイカが、笹の葉の上に鎮座している。身は輪切りにカットされ、表面には美しい焼き目がついている。添えられたレモンを絞り、マヨネーズをつけていただく。甘辛いタレとイカの旨みが口の中で広がり、これぞ酒飲みのための一品である。

炙りしめ鯖990円。皮目に格子状の切り込みが入り、こんがりと焼き目がついた半身の鯖が黒い角皿に盛られている。大葉の上に鎮座し、レモンとおろしわさびが添えられている。酢で締めた鯖を炙ることで、脂の甘みと香ばしさが加わり、お酒が欲しくなる味わいだ。

大山どり串焼き盛り合わせ5本1590円。つくね、レバー、ハツ、もも肉、ねぎまなど、複数種類の串が長方形の皿に並ぶ。タレで味付けされた串焼きは、炭火で焼かれた香ばしい焼き色が食欲をそそる。大山鶏の旨みがしっかりと感じられ、ビールとの相性は言うまでもない。

たたき胡瓜の梅和え650円。叩いて割ったきゅうりに鰹節と白ごまがたっぷりとトッピングされている。醤油とごま油の風味が効いた居酒屋定番の一品で、箸休めにぴったりだ。

ポテトフライ590円。細切りのシューストリングタイプで、黄金色にカリッと揚げられている。パセリがトッピングされ、小皿にはケチャップが添えられている。シンプルながら、ビールのお供には欠かせない定番メニューである。

〆はにんにくピザ950円。薄めのクリスピー生地に溶けたチーズがたっぷりと乗り、乾燥パセリと赤い唐辛子フレークがアクセントを添えている。4等分にカットされた熱々のピザを頬張れば、にんにくの香りが鼻腔をくすぐる。

生ビールに始まりレモンサワーを重ね、鶏皮からイカ、しめ鯖、串焼き、そして〆のピザまで堪能した。真夏のテニス後という最高のシチュエーションも相まって、実に満足度の高い一軒であった。
落ち着いた和の空間で、豊富なメニューを楽しめる「楽蔵 日暮里店」。日暮里で飲む機会があれば、また足を運びたい店である。

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