皆さんごきげんよう。脱サラおやじである。
今回訪れたのは木更津にある「ホテル三日月」のバイキングレストラン「若汐亭」。言わずと知れた房総半島を代表するリゾートホテルである。日中は子供達とプールで存分に遊び、大人の本番は夜の夕食。これぞ家族旅行の醍醐味というものだ。
レストランに足を踏み入れると、天井には青空と雲が描かれた開放的な装飾が目に飛び込んでくる。浴衣姿の宿泊客で賑わう店内には、提灯型の照明やラーメンコーナーを示す赤提灯が灯り、どこか縁日のような華やいだ雰囲気が漂っている。
このバイキング、嬉しいことにアルコールも飲み放題である。ドリンクコーナーにはクラフトビールのサーバーがずらりと並び、オーガニックゴールデンエールやオーガニックウィートエール、さらには生搾りレモンサワーまで揃っている。砂糖不使用の表示もあり、健康志向の方にも配慮されているようだ。

まずはクラフトビールで喉を潤しながら、料理の物色に向かう。バイキングとはいえ、やはり酒飲みとしては肴選びが重要である。
最初に手を伸ばしたのは貝類の盛り合わせ。ハマグリは殻が開いたものと閉じたものが混在し、サザエは蓋付きで鮮度の良さが伺える。房総半島らしい海の幸である。

続いてはミニローストビーフ丼、三日月オリジナルホットドッグ。日本酒の徳利とグラスも忘れずにセット。これぞバイキングの醍醐味、好きなものを好きなだけ取る贅沢である。

日本酒は白地に青い蛇の目模様の徳利で提供される。猪口には仙人風の人物が描かれた染付で、なかなか風情がある。冷えた日本酒が五臓六腑に染み渡る。

刺身も充実している。黒い長皿に、マグロ、タコ、ブリの盛り合わせ。わさびを添えて一口。新鮮なネタが舌の上でとろける。白い皿には豚の角煮が醤油ベースのタレでじっくり煮込まれており、箸で崩れるほどの柔らかさだ。

ボイルエビも外せない。プリプリのエビ数尾にレタスやブロッコリーのサラダを添えて。黒い長皿にはマグロの握り寿司が2貫。バイキングで寿司が食べられるのは嬉しい限りである。

肉料理も攻めていく。牛肉の薄切りと厚切りが混在したステーキ類の盛り合わせ。タレがかかった肉は見るからに旨そうで、背景には寿司の皿も見える。肉と魚を同時に楽しめるのがバイキングの強みだ。

さらに刺身を追加。鯛、ブリ、スズキなど数種類が美しく盛り付けられている。太巻き寿司も2切れ取り、玉子焼きやきゅうり、カニカマの具材が彩りを添える。醤油をちょいとつけていただく。

クラフトビールに始まり、日本酒、クラフトレモンサワーと杯を重ね、気づけばすっかりベロベロである。〆にはソフトクリームとミニケーキをいただき、甘いもので口直し。
部屋に戻れば、新しくリノベーションされたと思われる清潔感のある空間が迎えてくれる。白いシーツのダブルベッド、木目調のフローリング、シーリングファンが回る天井。大きな窓からは房総の景色が望める。
学校の夏休み期間ということもあり、家族4人で宿泊、バイキング、プール込みで10万円オーバーの出費となったが、その価値は十分にあった。プールで遊び、温泉に浸かり、アルコール飲み放題のバイキングで好きなだけ食べる。これぞリゾートホテルの正しい楽しみ方というものだ。
気取らない雰囲気と充実した料理、そして何よりアルコール飲み放題という太っ腹なサービス。家族旅行にも、大人の贅沢にも応えてくれる「ホテル三日月 若汐亭」、また足を運びたくなる一軒である。



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