脱サラしてからというもの、平日の昼間にふらりと名店を訪ねる贅沢。
今回足を運んだのは、京橋駅から徒歩2分の場所に佇む「鮨好日」。
懐石と鮨が融合したコース料理を提供する、完全予約制の寿司店。白木のカウンターが美しい、落ち着いた空間。

ランチコースに日本酒ペアリングを付けて、なんと6,600円。この価格でこの内容、まさにコスパ抜群の本格鮨体験。
まずはビールを頂く。暑い日の必需酒である。

前菜と組肴。季節を映す六品
まずは目にも鮮やかな前菜からスタート。

鴨茜煮は、しっとりと煮込まれた鴨肉に、ほのかな甘み。秋の訪れを感じる一品。
さつまいもの素麺いがぐりは糸のように細く仕立てたさつまいもが栗のような見た目。食感と甘みのバランスが絶妙。
名前を忘れてしまったが、若い里芋はねっとりとした舌触り。出汁の旨みが染み込んだ、安心感のある味。
パイ包みはりんごを豆乳で煮たという創作料理である。サクサクのパイの中に、ほんのり甘いりんごと豆乳のクリーム。デザートのような遊び心。この時点で、すでに満足感。
ここでペアリングのワインを提供いただく。
洋風な前菜にピッタリである。

小柱酢飯

酢飯の酸味と小柱の旨みが融合。口の中でほどけるシャリの粒立ち。赤酢と白酢を独自配合した、鮨好日ならではの味。
ここでペアリングの芋焼酎「八幡」。
まろやかな芋の風味が食事によく合う。


梅肉と金糸瓜の茶碗蒸し

梅の酸味がアクセント。金糸瓜のシャキシャキ感が、滑らかな茶碗蒸しに変化を与える。
ここまでで、すでに五感が満たされる。だが、握りの時間が始まる。
ここでペアリングの日本酒。Summmer Mist 六舟
夏らしいさっぱりとした日本酒で、食べる物の邪魔をせず、むしろ引き立たせる。

ココからいよいよ握り。旬と産地にこだわった鮨の数々。正式名称は分からないものもあるがそこはご容赦。
イカ
透き通るような白。ねっとりとした甘み。塩と柚子皮でシンプルに。

目一ダイ
脂の乗りとシャリの酸味が好相性。

戻り鰹(生七味)
秋の味覚。生七味のピリッとした辛みが、鰹の力強さを引き立てる。

ここで日本酒「彩來」が提供される。

関サバ
九州・大分のブランド鯖。脂が乗りつつも、後味はすっきり。職人の包丁仕事に感服。

あまえびの昆布じめ
昆布の旨みが染み込んだ甘えび。とろけるような食感。日本酒との相性抜群。
壱岐中トロ
長崎・壱岐から届いた中トロ。熟成された旨み。赤酢のシャリと一体化する瞬間。

煮穴子(海藻の塩とワサビ)
ふわっとした煮穴子に、海藻の塩がアクセント。ワサビの辛みが全体を引き締める。

トロと赤身のトロ巻き
最後に登場する巻物。脂の乗ったトロと赤身のコントラスト。海苔の香りが鼻を抜ける。

留椀。山芋と柚の味噌汁
締めは、優しい味噌汁。
とろみのある山芋に、柚の香りがふわり。胃を労わるような一杯。

鮨好日で味わう昼の贅沢
鮨好日のランチコースは、ただの食事ではない。季節を感じ、職人の技に触れ、五感で味わう体験。
ペアリングの日本酒も、料理に合わせて絶妙なセレクト。昼から贅沢な時間。
脱サラして得た自由。その価値を実感する瞬間。鮨好日、再訪確定。
おまけ
この後、散歩がてらParlor Vinefru銀座で「ティラミスと苺のかき氷」を頂いた。
氷がふわふわで、ティラミスの味は濃厚、たまに顔を出す苺が良いアクセントでとてもおいしいかき氷であった。




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