みなさんごきげんよう。脱サラおやじである。
今回の放浪先は大阪。2日目の朝から向かったのは飲み屋ではなく「大阪・関西万博」。

事前予約は一切取れず、勝負は現地入りの早さ。
開場は9時だが、東ゲートに7時到着。すでに並ぶ人々の熱気。
8時50分に開場、手荷物検査を終え、まず向かったのはアメリカ館。並ばずに入場成功。その後、奇跡的に大人気のイタリア館の予約も取れてしまった。
酒場放浪の前に、まずは訪問したパビリオンの感想を記載することにする。
■アメリカ館(映像と演出の迫力)
館内では巨大スクリーンによる映像演出。テーマは「未来の可能性」。宇宙開発やAI技術の紹介。映像と音響の迫力に圧倒される空間。

■シンガポール館|自然と都市の融合
館内は緑に包まれた癒しの空間。都市開発と環境保護の両立をテーマにした展示。水と光を使った演出が美しく、静かに心が整う感覚。都会の中のオアシス。

■イタリア館|芸術と感性の爆発
奇跡的に予約が取れた人気館。館内はまるで美術館。ルネサンスから現代アートまで、イタリアの美意識が凝縮された空間。彫刻、絵画、デジタルアートの融合。芸術の力を再認識する時間。

■パソナ館|生命科学の最前線
今回の万博訪問の最大の目的。展示されていたのはips細胞で作られた心臓。鼓動を打つ模型に目が釘付け。生命の神秘と科学の進歩。感動と畏敬の念。未来医療の可能性。

■アラブ首長国連邦館|砂漠とテクノロジーの融合
砂漠の国が見せる未来都市。石油依存から脱却し、再生可能エネルギーへの転換。巨大な模型と映像で描かれるドバイの未来。豪華さと合理性の共存。

■ベルギー館|甘いおもてなし
入場するとすぐにベルギーのビスケットを手渡される。小さな心遣いが嬉しい。館内ではチョコレート産業やデザイン文化の紹介。ヨーロッパらしい洗練された展示。

■トルクメニスタン館|国家の色濃い演出
展示の中心は首相の功績。映像やパネルでその偉業を讃える構成。やや政治色が強く、他の館とは異なる雰囲気。国家の誇りと統制の空気。

■夜の演出|花火とドローンの競演
夜は花火ショー。今夏初の花火に心が躍る。続いて「アオと夜の虹のパレード」。裏手からの観覧ではプロジェクションマッピングが見えづらく、次回は正面からの鑑賞を誓う。ドローンショーは圧巻。空に描かれる光のアート。混雑を避けて途中退場したが、余韻が残る演出。
万博ではカロリーメイトで空腹を凌いだため、夜はしっかりした食事を求めて宿の最寄り駅「谷町四丁目」へ。徒歩5分ほどの場所にある「咲鶏や」を訪問。
「咲鶏や」は地鶏専門の居酒屋。宮崎地頭鶏や日南鶏など、九州のブランド鶏を使った炭火焼と刺身が名物。店内は落ち着いた照明で、カウンター席・テーブル席・座敷と揃う。隠れ家的な雰囲気。
まずは一杯|スーパードライ生中 550円

万博の疲れを癒す一杯。キンキンに冷えたスーパードライ。喉越し爽快。ジョッキの持ち手が冷えているのも嬉しい配慮。炭火焼との相性抜群。
看板メニューの若鶏トロもも焼き 780円

炭火でじっくり焼かれた若鶏のもも肉。外は香ばしく、中はジューシー。脂の乗り具合が絶妙。辛味ダレを添えると、旨味がさらに引き立つ。噛むほどに広がる鶏の甘み。酒が進む逸品。
鮮度抜群、朝引き肝刺し 740円

朝引きの新鮮な鶏肝。臭みゼロ。ごま油と塩でいただくスタイル。とろけるような食感。濃厚な旨味が口いっぱいに広がる。肝刺し好きにはたまらない一皿。
万博の熱気と感動を胸に、谷町四丁目の「咲鶏や」で締めくくる大阪の夜。地鶏の旨味、炭火の香ばしさ、そして落ち着いた空間。脱サラおやじの放浪記にふさわしい一軒であった。



コメント