第110記 中華飯店 一番 (東尾久三丁目)

中華

皆さんごきげんよう。脱サラおやじである。
東尾久三丁目の路地にひっそりと佇む名店「中華飯店 一番」。
都電荒川線の東尾久三丁目駅から徒歩3分ほど、満光寺の近くにある昔ながらの町中華でありながら、昼時には行列ができる人気店。
席数は16席と小ぢんまりしているが、その分だけ料理への集中力が高い店構え。

店内はテーブル席が5つほど。混雑時は相席も当たり前の世界。だが、それすらもこの店の空気を構成する大事な要素。町中華の温度感をそのまま残した空間で、厨房からは鍋を振る音が絶えず響く。香りだけで白飯が一杯いけそうな勢い。

今回のお目当ては名物の海老炒飯。ネットでも「ビジュアルが強烈」「海老がめり込んでいる」と話題の一品。実際、食べログでも高評価を集める看板メニューであり、訪れる客の多くが注文するという人気ぶり 。
平日の14時過ぎに到着。運よく並ばずに入店。
厨房では店主が黙々と鍋を振り、油が跳ねる音が食欲を刺激する。期待が高まる瞬間。

しばらくして運ばれてきた海老炒飯1300円。

皿の中央に鎮座する黄金色の炒飯。その表面にプリプリの海老が7匹ほど、まるで宝石のように埋め込まれている。視覚だけでテンションが上がる逸品。

まずはスープから。
玉子とネギが浮かぶシンプルな構成。味わいはあっさりで、油分の少ない優しい仕上がり。炒飯の味を邪魔しない名脇役。熱々で、口に含むとほっとする温度感。

そして主役の海老炒飯。スプーンを入れた瞬間に伝わるパラパラ感。
米一粒一粒が独立し、油の重さを感じさせない軽やかな仕上がり。
口に運ぶと、まず海老の甘みが広がる。
プリッとした食感が心地よく、噛むたびに旨味が溢れる。
海老の火入れが絶妙で、過剰な弾力もなく、柔らかすぎることもない。まさにちょうどいい塩梅。

炒飯自体の味付けは控えめで、塩気も油分も過剰ではない。だからこそ海老の甘みが際立つ構成。
町中華の枠を超えた完成度の高さ。
食べ進めるほどに「これは名物になるわけだ」と納得する味わい。

途中でスープを挟むと、また炒飯の旨味がリセットされて新鮮に感じられる。見た目以上にボリュームがあり、食べ終わる頃には満足感がしっかり残る。
せっかくなので、他のメニューについても触れておきたい。
ネットの口コミでも評価が高いのが焼売と海鮮春巻き。焼売は大ぶりで肉がぎっしり詰まり、何もつけずにそのまま旨いという声が多い 。海鮮春巻きはパリッとした皮の中に海鮮の旨味が閉じ込められ、ビールとの相性が抜群との評判。次回訪問時にはぜひ試したい一品。
また、海老そばや五目揚げ焼きそばなど、麺類も人気。特に海老そばは海老炒飯と並ぶ名物で、海老の旨味がスープに溶け込んだ贅沢な一杯として知られている。町中華の雰囲気を残しつつ、料理はどれも一段上のクオリティ。行列ができる理由がよくわかる店。

脱サラしてからというもの、こうして平日の昼間に町中華を巡る時間が何よりの贅沢。サイドFIREの醍醐味を噛みしめる瞬間。美味い飯を食べて、また明日も頑張ろうと思える活力。
東尾久三丁目の「中華飯店 一番」。海老炒飯のビジュアルと味わいは、まさに唯一無二。町中華好きなら一度は訪れてほしい名店。次は海老そばと焼売を狙いたい所存。

中華飯店 一番 (東尾久三丁目/中華料理)
★★★☆☆3.65 ■予算(夜):¥2,000~¥2,999

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