第115記 楽蔵 日暮里店

居酒屋

皆さんごきげんよう。脱サラおやじである。

恒例となった第一興商の株主優待を握りしめ、今宵は日暮里の「楽蔵 日暮里店」へと足を運ぶ。
駅から徒歩すぐの雑踏を抜け、階段で上階へ。扉が開いた瞬間に広がるのは、落ち着いた和モダンの空間。
個室中心の造りで、周囲を気にせずゆっくり飲める大人の隠れ家といった趣き。照明も控えめで、まさに“優待放浪”の夜にふさわしい静けさ。

楽蔵といえば全国展開の居酒屋チェーンではあるが、炙り料理と大山どりの焼き鳥に定評がある店。チェーンだからと侮るなかれ、価格は少しお高めだが、素材の扱いが丁寧で、酒の進む料理が揃う安定感。そんな期待を胸に、まずは生ビール759円で喉を潤す。

最初に頼んだのは「炙り〆鯖 1199円」。
テーブルに届いた瞬間、軽く炙られた皮目の香ばしさが鼻をくすぐる。ワサビをちょこんと乗せ、醤油をひと垂らし。箸を入れると肉厚でしっとりとした身がほろりとほどける。締め具合も絶妙で、酸味と旨味のバランスが見事な一皿。チェーン店でここまでのクオリティに出会えるとは思わなかった逸品。

続いて「パリパリ鶏皮 583円」。
名前の通り、パリッとした食感が心地よい酒泥棒。噛むほどに脂の旨味がじゅわりと広がり、ビールが止まらない危険なつまみ。軽い塩味で仕上げてあるため、重さを感じずスナック感覚で食べられる一品。

ここからは楽蔵名物の焼き鳥を注文。
焼き台の香りが漂ってくるだけで、酒場好きの血が騒ぐ。

「大山どり 皮串 385円」
表面はカリッと、中はぷるんとした弾力。脂の甘みが強く、噛むたびに旨味が溢れる。大山どりならではの上品なコク。
「大山どり 軟骨入りつくね串 385円」
軟骨のコリコリとした食感がアクセントになり、噛み応えのあるつくね。タレの甘辛さも程よく、焼き鳥の王道を感じる一本。
「大山どり ねぎま串 385円」
肉の弾力とジューシーさが際立つねぎま。大山どりの旨味がしっかりと閉じ込められ、噛むたびに肉汁が広がる。ねぎの甘みとの相性も抜群。

ここらで、ビールが尽きたので、生レモンサワー649円を注文。
自分でレモンを絞らずに、おいしいレモンサワーが飲めるのはうれしい。

「海老の肉巻き串 429円」
変わり種の一品を注文。今までに食べたことのない海老と豚肉の組み合わせ。
海老のプリッとした食感と、外側の肉の旨味が合わさった贅沢な串。海老の香りがふわりと広がり、焼き鳥とはまた違う楽しさを与えてくれる変化球。

串を堪能したところで、〆に向けて少し変化をつける。

「焼鳥つくねのTKG 759円」
熱々のご飯の上に、香ばしく焼かれたつくね。卵黄を割って絡めると、濃厚な旨味が一気に広がる。タレの甘辛さと卵のまろやかさが合わさり、まさに背徳のTKG。飲んだ後の胃袋に染み渡る幸福。

そして今回の訪問で最も印象に残ったのが「担々ニラ辛焼きそば 1045円」。
一般的なソース焼きそばとはまったく別物。担々麺のようなゴマのコクと辛味が効いたタレが麺に絡み、ニラの香りが食欲を刺激する。ピリ辛でありながら後を引く旨味が強く、箸が止まらない中毒性。今まで食べたことのないタイプの焼きそばで、楽蔵の創作力を感じる一皿。

気づけばテーブルには空いた皿が並び、優待の力も相まって満足度の高い夜。
日暮里の喧騒を忘れ、落ち着いた個室でゆっくり飲める安心感。料理のクオリティも安定しており、焼き鳥好きにも炙り好きにも刺さる店。チェーン店とはいえ侮れない実力。

脱サラおやじの放浪は続くが、こうして優待を使いながら旨い酒と料理に出会えるのは、サイドFIRE生活の醍醐味。
次なる放浪先を求め、また街へと繰り出す夜。

全席個室 楽蔵 日暮里店 (日暮里/居酒屋)
★★★☆☆3.07 ■【全席個室】日暮里駅 東口出口 2分|接待・会食・宴会に| 飲み放題付きコース4000円~ ■予算(夜):¥4,000~¥4,999

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