皆さん、ごきげんよう。
脱サラおやじである。
今回の放浪先は銀座。南インド料理の名店「アーンドラダイニング」と、地下にひっそり佇む「珈琲専門店 三十間」。
どちらも銀座らしい洗練と、庶民派おやじの舌を唸らせる実力を兼ね備えた店であった。
南インド料理 アーンドラダイニング銀座。
御徒町の名店「アーンドラキッチン」の姉妹店として知られ、アーンドラ・プラデーシュ州の本格料理を提供する人気店。
ランチタイムは常に満席という評判どおり、店内にはスパイスの香りが立ち込め、インドの方々の利用も多い本場感あふれる空間。
この日はKランチセット1300円を注文。
カレーは羊肉、チキン、野菜の3種類から選べるが、羊が苦手なおやじはチキンカリーと野菜カリーを選択。
ナンはカシミリナンかチーズ・クルチャから選べるため、迷わずチーズ・クルチャを選んだ。
この選択が後に衝撃をもたらすことになる。

まずはサラダ。
キャベツ、ニンジンなどの野菜に酸味の効いたドレッシング、そこに胡椒がピリッと効いており、シンプルながら食欲を刺激する味。
米は細長いインディカ米。パラっとしていてカレーとの相性が抜群。
チキンカリーはスパイスの香りが立ち、辛さよりも旨味が前に出るタイプ。
野菜カリーは優しい味わいで、野菜の甘みとスパイスの香りがふんわり広がる。
どちらも方向性が違いながら、しっかり旨い。
そして衝撃のチーズ・クルチャ。
ナンの中にたっぷり詰まったチーズがトロリと溢れ、カレーと合わせると至福の一口。
銀座の洗練された空気の中で、庶民派おやじの心を鷲掴みにする旨さ。
これだけを食べに再訪してもいいと思わせる破壊力。
アーンドラダイニングは、数十種類のスパイスを使った本格カレーが特徴で、辛くないカレーも多く、誰でも楽しめる懐の深さがある。
土曜限定のビリヤニも人気のようで、現地の5つ星ホテルで腕を磨いたシェフが作る本格派とのこと。
銀座で本場の南インド料理を気軽に味わえる貴重な店である。

食後のデザートを求めて向かったのは、銀座三丁目の地下にある「珈琲専門店 三十間」。

スタンドライトの柔らかい光、ボサノバが流れる落ち着いた空間。
都会の喧騒から一歩離れた隠れ家のような雰囲気が心地よい。

ここは焙煎したての豆を使い、低温抽出で雑味を抑えた滑らかなコーヒーを提供する専門店。
コーヒーはポットで提供され、2杯分楽しめるのも嬉しいポイント。
注文したのはシフォンケーキセット1660円。


コーヒーは「本日の珈琲」からサントアントニオを選択。
苦味の奥にほんのり甘みがあり、香りが豊かで飲みやすい一杯。
シフォンケーキはふわふわで軽く、単体でも美味しいが、生クリームとアイスを合わせることで完成する味。
甘さ控えめのクリームと冷たいアイスがシフォンの柔らかさを引き立て、そこに苦めのコーヒーを流し込むと、銀座の午後が一気に贅沢な時間へと変わる。
三十間は農園指定のストレートコーヒーを中心に、常時4〜5種類の豆を揃え、鮮度にこだわった一杯を提供する店。
落ち着いた空間でゆっくりコーヒーを楽しみたい時に最適な場所である。


銀座で南インド料理のスパイスに痺れ、地下の喫茶店で上質なコーヒーに癒やされる。
このギャップこそ放浪の醍醐味。
脱サラおやじの安くて旨い店放浪記、今回も満足の一日であった。




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